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【記事】データ駆動型水田収益向上モデル実証コンソーシアム実証成果報告会・スマート農業技術展示実演会を開催しました。

 11月6日(水)に石川県農林総合研究センター農業試験場にて、データ駆動型水田収益向上モデル実証コンソーシアムより、実証成果報告会とスマート農業技術展示実演会が開催されました。

 午前の部では、実証成果報告会が行われ、石川県農林総合研究センター農業試験場の植松主任技師よりロボットトラクターと有人トラクターの2台体制により大麦播種能力を向上させる取組や、可変施肥システムの活用により化学肥料を低減させる取組について報告がされました。また、ファーム・マネジメント・サポート 代表の梅本 雅氏より、「スマート農業導入の経済効果・採算規模と活用方策」をテーマとして特別講演がありました。スマート農業技術の導入にあたっては、まずは、どのような機能が自分の経営に必要かを整理し、その中で優先度の高い機種、利用方法を決めて導入することが重要といったお話があり、参加者は熱心に聞き入っておりました。

 午後の部では、スマート農業技術展示実演会が開かれました。無人トラクター、自動操舵支援システム、トラクターアタッチメント、ドローン、水管理システムなど様々な技術が展示されており、参加者は最新の機器について、実機を見ながらメーカーと意見交換をできる良い機会となっているようでした。当日は、成果報告会、技術展示実演会を併せて約200名と多くの方にご参加いただきました。

 無人トラクターによる大麦自動播種の操作実演会も行われ、タブレットで設定した通りに無人トラクターが動く最新農業の姿に、参加者は興味深そうに見入っておりました。

 データ駆動型水田収益向上モデル実証コンソーシアムでは、引き続き大麦の作付面積拡大および低コスト化に向けて、
・無人トラクター等の活用によって播種能力を倍増する「スマート播種体系」
・センシングデータや収量データに基づいて、追肥や土づくりを行う「データ駆動型スマート施肥システム」
などの実証を行い、データ駆動型の水田収益向上モデルを構築し、スマート農業技術の社会実装を推進します。

 なお、本実証および実演会は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:土5D2、課題名:大麦の生産拡大と低コスト化を目指したデータ駆動型水田収益向上モデルの実証)」(事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施しています。