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現地レポート

【記事】ドローンデータシェアリングによる生育診断の実演会を開催しました。

7月13日(木)に能美市吉原町地区のほ場において、ドローンによる生育診断の実演会を開催し、20名以上の参加者が集まりました。

今回の実演会は、JA能美が主催する「ひゃくまん穀」穂肥診断に係る青田研修会の一環として行われ、ドローンデータシェアリング活用産地コンソーシアム(JA能美、石川県南加賀農林総合事務所、石川県農林総合研究センター、いしかわ農業総合支援機構など)が取り組むドローンによる広域画像収集及びデータシェアリングの紹介と、現地ほ場の空撮画像を基にした「ほ場分析システム」による生育診断の実演を行いました。

県では、農業者が簡便かつ安価にドローンを活用した広域画像収集・広域生育診断に取り組めるよう「広域画像データシェアリング」という仕組みを作りました。
この仕組みは、地域全体を撮影し、複数の地域で解析したデータを、地域の経営体がシェアすることによって、ドローンの機体の購入・操縦作業、画像の分析システムの費用及び労力を分散させ、より多くの農業者が営農に取り入れやすくすることを狙いとしています。

当日は、強風のため、予定していたドローンによる空撮の実演は見送られましたが、空撮に使用するドローンを参加者に見ていただいたほか、事前に撮影した現地ほ場の画像データを、「ほ場分析システム」によりGRVI解析(葉色の濃さに比例する植生指数を用いて、ほ場内の生育状況を色情報として明示)した結果から、ほ場内の生育状況を解説しました。

参加した農業者は、ドローンを使用したスマート農業技術の活用に高い関心を持たれており、実演会の中で質疑する方や、実演会終了後もドローン実機を見ながら取扱業者の方と話す様子も見られ、参加した農業者が、スマート農業技術を「知る」ことができ、データシェアリングを通じた活用が「拡がる」きっかけとなった実演会となりました。

今回のデータシェアリングを始めとして、スマート農機を低コストで活用することができる仕組みづくりが重要であるため、スマート農機のシェアリング等の仕組みづくりを今後検討していきたいと考えております。